2008年08月05日

飛びます飛びますアニメ

もう10年以上も、「ヤマトの新作企画」が時々発表されてはそのまま凍結というような感じで、「飛ぶ飛ぶ詐欺」とでも呼ぶしかないような状況なのだが、今度は西崎サイドから。

ポニョ超えだ!ヤマト25年ぶり復活へ(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

 名作アニメ「宇宙戦艦ヤマト」が最後の劇場公開から25年ぶりの復活に向けて始動した。製作総指揮に当たる西崎義展氏(73)が31日、東京・練馬区内に拠点となる「ヤマト・スタジオ」を開き、「私の最後の作品。宮崎駿監督の“崖の上のポニョ”を超える作品にしたい」とボルテージを上げた。

 スタジオ開きには総監督の舛田利雄氏(80)や総作画監督の湖川友謙氏(58)ら約40人のスタッフも出席し「復活編」の門出を乾杯で祝った。04年7月に一度製作が発表された経緯があるが、著作権をめぐる法廷闘争などもあって、その際は断念。西崎氏によると、今回はすべてがクリアになっての再始動。


しかし(おそらく話題づくり的な意味で選んだのだろうが)いきなり目標が「ポニョ」って微妙な気がするなあ。もちろん観客動員的な意味でだろうけども。

「復活編」の企画自体はかなり前から発表されていて、その時は「2006年公開」を目途にしていたようだ。

 ヤマトは74年のテレビ放送後、77年から83年まで4作品が劇場公開され、計1000万人以上を動員するブームをつくった。今作は西暦2220年が舞台。移動性ブラックホールの膨張で地球に危機が迫り、3億人の移民作戦が展開。その途中に移送船団が攻撃を受け、ヤマトが反撃するというストーリー。38歳になった古代進が艦長になり、妻の雪との間に美雪という娘もいる設定だ。


設定としては、松本零士が描いた(そして尻切れ状態の)「新宇宙戦艦ヤマト」の

ヤマト乗組員資格はほとんど世襲制で、32世古代進が主人公。先祖の記憶をものすごく濃厚に受け継いでいる。呆れるほど閉じた世界。
・32世森雪も登場。永遠の恋人の記憶を保って古代進と再開するのだが、それって「初代の古代と雪は結局結婚しなかった(あるいは離婚でもした)」ということで、そっちのほうが軽く衝撃。

というようなトンデモな設定に比べると、相当普通のものに思える(「やっぱりか」の範疇ではあるが)。

気になる版権問題(訴訟経緯が複雑すぎていつも「結局どうなったんだっけ?」と記憶があやふやなままだったりします;)や、そもそも西崎Pってシャバに出てきたんだっけか?ということについても触れられている。

 99年に銃刀法違反容疑などで逮捕され服役した西崎氏も昨年12月19日に釈放され、水面下で準備を進めてきた。その間、著作権をめぐり、漫画家の松本零士氏(70)や、西崎氏が著作権を譲った東北新社などと法廷で争ってきたが、それぞれが新作の製作を認め合うという形で和解も成立し、ゴーサインとなった。西崎氏の養子、西崎彰司氏(55)が社長を務めるエナジオが製作母体となり来年公開を目指す。


私の中のヤマトは劇場版2作で終わっているし、「ヤマト」のブランドイメージ自体が、「大ヤマト」関連も含めて漫画・アニメ界に類を見ないほど超グダグダになってしまったこともあり、さほど興味を持てない(湖川氏の名前が久々にクローズアップされたのは嬉しいが)し、劇場版公開にこぎつけても見に行くこともないとは思うが、今後の各方面の反応(特に髑髏マークのついたニット帽をかぶった人)にちょっと注目したいと思っている。

しかしいまさらヤマトと言われても、正直商業的に成功しそうな気があまりしないのだが…このニュースに反応するのも大半は中年以上だろうし、若年層は老害化以降の松本零士しか知らない人も多く、まだまともだったころの作品すら罵倒されることもあるようで。まあそれも、90年代以降、自分で自分の名作を劣化再生産しまくった結果なのだろうけども。
posted by 大道寺零(管理人) at 17:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | アニメ
この記事へのコメント
ニュースに反応したワシ、参上!
今までに過去何度も取り沙汰されたヤマト新作ですが、今回は西崎氏も本腰入れてるっぽいので、ちょっと実現度高いっぽいですかね。まぁ松本氏と西崎氏の和解も果たしてどんだけ持つか、と思っちゃいるのですが(笑)。商業的には…999エタファンの二の舞になりそうな気が物凄くしますな(遠い目)。しかし「それぞれが新作の製作を認め合う」ってことは「松本版ヤマト」「西崎版ヤマト」がそれぞれ作られるってことなんスかのう。わー…。
まぁどんなトホホな顛末になっても予想の範囲内なので良いっちやぁ良いのですが、以前ネットで見かけて泣いた「新作ヤマトの真田はゲーハー」設定だけは無かったことにしてほしいと心底思う技師長ファンでございますよトホーッ!!(血涙)
Posted by 妖介 at 2008年08月06日 16:12
あ、今気づきましたが「松本版ヤマト」は漫画の「大ヤマト」の事ですね。てっきりまた松本氏も新設定でヤマトのアニメ作るのかと思ったもので(汗)。
Posted by 妖介 at 2008年08月06日 16:18
>>妖介さま

こんにちは、最近ストーキングをお休みしておりますが鷹十漫画をいつも楽しませていただいておりまするー。

>商業的には…999エタファンの二の舞になりそうな気が物凄くしますな(遠い目)。

商業的には確かにそんな気が。(先日BSで放送されたエタファンを見ていて、最後の「1999年に最後の旅が始まる…!」の煽り部分がカットされていなかったことにビックリしながら大笑いしました)
キャラデザも湖川さんなら、ビジュアル的には「オーディーン」みたいな感じになるのかも…

>しかし「それぞれが新作の製作を認め合う」ってことは「松本版ヤマト」「西崎版ヤマト」がそれぞれ作られるってことなんスかのう。わー…。

そういうことになるでしょうねー。なんかもうグダグダの極みというか、アニメ版一澤帆布というか…元祖ラーメンショップとうまいラーメンショップみたいなもんになるのかしら…

>以前ネットで見かけて泣いた「新作ヤマトの真田はゲーハー」設定だけは無かったことにしてほしいと心底思う技師長ファンでございますよトホーッ!!(血涙)

技師長はあの微妙な角刈りでないと!というか真田二世が出るのか、それとも古代が38歳なら普通に本人が出てきますかね。
ただ、技師長の顔は松本漫画的にはよくハゲキャラで登場しますよなあ。

>あ、今気づきましたが「松本版ヤマト」は漫画の「大ヤマト」の事ですね。

作品名としては「新宇宙戦艦ヤマト」で発表され、
http://ginga999.shogakukan.co.jp/yamato/index.html
これも本来はアニメ化されるはずだったんですが色々あって大ヤマトの形になった?ようですね。
漫画は「コミックGOTTA」の休刊により尻切れトンボになりました。
wikipediaによれば、「新宇宙戦艦ヤマト」は「西さき隆二郎」という人(西崎Pサイドかと思われますが)によって商標登録されているそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88
Posted by 大道寺零 at 2008年08月06日 17:41
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