「主題歌ナンジャコラ」騒動が治まってから書くのもアレだが、やっぱり微妙すぎると思うリメイクヤッターマン。
絵柄は古き良きバタ臭きタツノコテイストを残しつつポップさも加えたアレンジで思ったよりも良かった(少なくとも、90年代に乱発された「キャシャーン」「ガッチャマン」などの可哀想かつ中途半端なリメイク作品群よりはマシだとは思う…)けれども、それだけじゃとても評価は出来ない。三悪&ドクロベー様の大ベテラン勢がお元気そうでイキイキしてて何より、というだけだなあ。
少なくとも今のままでは、オールドファンには食い足りず、今のお子様にとっても「なんだろコレ?」なシロモノでしかないんじゃないかと思うのだが。
●主題歌
世良には何も期待していなかったが、ヨッちゃんにはちょっと期待していたので大いにガッカリ。アンプラグドがいい悪いの問題ではなく、音が薄すぎ、テンション半端、ヤッターマンのOPをあんなに物寂しくしちゃダメだろうどう考えても。山本正之が「最後までデモテープだと思ってた」と言うのも納得だよこれでは。
どうせだったらヨッちゃんと仲のいいローリーとのコンビのほうがまだ割り切って冗談音楽してくれていいものになったんじゃないだろうか。
んで相方から出てきた案なのだが、
「同じアンプラグド中心、かつ山本正之以外でというなら、BAHOのお二方にお願いすればきっといいものを作ってくれただろうに」
そ、そうか!BAHOか!それだ!
「BAHO」とは、東のCHAR・西の石田長生の二人をメインにしたユニットで、基本的に二人のギター&ボーカルにリズムをプラスしただけのシンプルな構成ながら、確かなテクニックと遊び心に裏打ちされた厚みのあるサウンドが特徴。
また、「東のバカ・西の阿呆」を意味するユニット名の表す通り、お笑いライブと見まごうほどの楽しいMCと、冗談アレンジの混じった曲を混ぜてくる「笑かし好き」のもう一つの顔がたまらない魅力でもある。
残念ながら動画は見つからなかったのだが、ベンチャーズの「ダイヤモンド・ヘッド」を演奏しつつ、サビ(と言っていいのかわからないが)の部分で
「小さい秋小さい秋小さい秋みーつけたっ」
と歌を入れる稚気溢れ過ぎなパフォーマンスが最高。(意味が分からない方は原曲を聞いていただければ察しが着くと思います)
冗談系のBAHOの動画がちょっと見つからないので、カッコイイ系の「SMOKY」をどうぞ。
とはいえやっぱり、ボカンシリーズのOPは、編曲はどうあれ、山本正之の独特の・うっさん臭い歌声と軽〜い中にも何かありそうな歌唱法に「正義」「悪は許さない」なんていう歌詞がのっかることこそ魅力なんだと思うのだよ。
そしてやはりED。
お約束の勝利のポーズ、お約束の〆のナレーションの後には
「でーででっで、でーででっで」
と三悪のテーマが入らないことには締まらないわけで、どうでもいいタイアップ曲を入れている場合じゃないだろうと。ある意味一番のキモだろうと思うのだけども。
●脚本・設定
旧ヤッターマン第1話の内容はさすがに覚えていないのだけども、リメイク版の「こんなにヤル気のない&モチベーション薄い主人公」ってのもどうかと思うんだよなあ。
製作側にしてみれば、「しょせんお約束だし、旧作見てた人には要らんでしょ」というつもりなのかもしれないが、キャラクターの性格設定を当世風にするというのなら、それを裏打ちする「なぜヤッターマンになるのか」的な部分はもうちょっと描写しないとダメなのでは…
また、今のところ感じるのは「脚本の中身が薄い」。
旧作にしても基本は「お約束ルーティン」ではあったが、その中でギャグやセルフパロディや、説明や見せ場を色々と、しかも煩くなりすぎないように詰め込んだ作りになっていたのだけども、新作は全体的に緩慢な印象。
ヤッターワンはただの「ゾロメカ供給機」でしかなくて存在感が希薄すぎるし、ドクロベー様のお仕置きにも芸がなさ過ぎる。
あのお仕置きは、「本当は単に趣味でやってんだろ」と子供心に思うほどの趣向(毎回違い、時事ネタなども盛り込んだり色々している)凝らされているのが味なのになあ。
ニコニコでヤッターマンの映像をチラ見していたら、「おだてブタ」のPV的なシーンのみのものがあった。懐かしいなあ。
この曲は山本正之作曲じゃなく、このテイクの歌唱も作曲者の筒井広志氏(残念ながら故人)のものだが、しみじみイイなあ。思いっきり流行ったもんなあ…なんか体が動くんですよな。
2008年02月04日
この記事へのトラックバック
ヤッターマンの歌 また音が変わったよ
Excerpt: 既に、コアファンの間では、話題も炎上も収束しているお話ですが・・・ 例の・・・音屋吉右衛門が歌うヤッターマンの歌のお話です。 第三話放送のOP、またまた音質が変わっているのである・・・ 今度は、ギタ..
Weblog: ottyankoの日記
Tracked: 2008-02-05 18:47
新ヤッターマンやら見ていますが
ヤッターマンはあれでいいと思います。
ポケモンのロケット団の元祖はコレなんだよ〜
という程度で。ガンちゃんもアイちゃんも
あいかわらず微妙な男心・女心ですし。
今のどらえもんがなんだかものすごく
中途半端な時代感を醸し出してまして
そっちのほうがもにょりました。
なんかテレビ局の人が「タイアップ」を
したかっただけで、子供は
それほど見たくないのかなと。
もう道具のアイデアも
現実にあるPDAの工業デザインに
押されてしまって、印象薄い感じがします。
ちんたら起動してるのかなあ、
コマンド発動が遅いけど、みたいな・・
クレヨンしんちゃんはまあ年代的に下だから
古いとか新しいも少なくてよさげですが。
視聴率ではサザえさんが1位、くれしんが3位、コナンが5位くらいでその下にドラえもんでしたか。
>ヤッターマンはあれでいいと思います。
>ポケモンのロケット団の元祖はコレなんだよ〜
という程度で。ガンちゃんもアイちゃんも
あいかわらず微妙な男心・女心ですし。
うーん、まあNAPORINさんちでそうであれば別に私が「イヤいかんだろ!」と口出しはいたしませんが、どうも脚本・演出が色々と満足できない面が多いです。
ガンちゃんはあんなダメメンにしちゃってるのもアレですし、前半のガンちゃんアイちゃんのパートがなんかムダにズルズル長い気がします(そしてそのしわ寄せが後半のメカ戦に出ちゃってます。タカラトミーはメカ系おもちゃを売る気マンマンのようですが、この演出じゃどうかなぁと思うのであります。)
「ロケット団の元祖」かぁ…
確かに爆発とかノリは似たものがあるかもしれませんが、あのルーツは「さすがの猿飛」のスパイコンビ(まあかなりマイナーですが)だという話を聞いたことがあるんですけどもね…「それだったらポケモン見てればいいんじゃないっスか?」という気にも。
>ドラえもん
NAPORINさんがもにょっと感じる理由は多分、こちらのブログ「アマ・ジャナ」さんの「ドラえもん崩壊」カテゴリの記事を眺めると納得がいくんじゃないかと思います。色々なタイアップもはずしまくってますしねえ…
http://amateurjournal.blog95.fc2.com/blog-category-2.html
クレヨンしんちゃんは、「リメイクではなく、オリジナルがずっと続いている(キャストも基本的に変わりませんし)」という点で同列には語れない気がします。まあこっちのほうもテレ朝的にはそろそろ終わりたいんじゃないか?って空気を感じないでもないんですけどね。